柔らかい光に包まれるオールドレンズ「Jupiter-8 50mm F2」を徹底解説!

今回紹介するのは柔らかい描写が特徴的な「Jupiter-8 50mm F2」です!オールドレンズを始める人にはSuper TakumarやHeliosなどがよく紹介されますが、本レンズも高い描写力や安価で購入でき、初心者にも始めやすいレンズになります。今回は「Jupiter-8 50mm f2」の特徴や作例をご紹介していきます!

目次

「Jupiter-8 50mm F2」とは

「Jupiter-8 50mm F2」は標準のオールドレンズの中でも高い描写性を持つレンズになります。「Carl Zeiss Sonnar」のレンズをコピーして作られたロシア製のレンズのため、高い描写性を持ちつつもお値段は安く手に入れることができます。

最大の特徴は柔らかい描写にあり、オールドレンズらしさを楽しめるレンズと言えるのではないでしょうか。また、サイズも小さいのでスナップ撮影で気軽に持ち出せる相棒になれるレンズです!

ゾナーをコピーしたロシア製レンズ

「Jupiter-8 50mm F2」は「Carl Zeiss Sonnar」をルーツに持っており、コントラストは低めですが、写りはとても綺麗です。ボケ感もくせがなく自然な感じで現れるので、いろいろなシーンで使うことができるレンズです。ロシア製レンズということもあり、中古市場だと1万円を切った価格で購入することができます。このコストパフォーマンスは目を見張るものがありますね。

「Jupiter-8 50mm f2」基本情報

レンズ名Jupiter-8 50mm F2
レンズマウントL39マウント・旧コンタックスマウント
レンズ構成3群6枚(ゾナー型)
焦点距離50mm
絞り値F2.0~F22
最短撮影距離1m
絞り羽9枚
フィルター径40.5mm
サイズ44mm × 50mm
重さ約120g

Jupiter-8はマウントが2種類ありますが、ミラーレスで使用するのであればマウントアダプターが手に入りやすいので、L39マウントのものがおすすめです!

  • L39マウント
  • 旧コンタックスマウント

ハイライトが柔らかい光に包まれる

Jupiter-8の特徴はなんといってもその柔らかい描写にあります。太陽が出ている時に撮影すると、ハイライト部に白トビが発生します。一般的には、白トビが発生するのはよくないことですが、Jupiter-8の場合は白トビがとても心地よい柔らかさを持っています。私は、Jupiter-8で撮影した写真はほぼレタッチしないようにしています。このレンズ特有の柔らかさを残した写真がとても好きで、それを残したいと感じることが多いのです。

解放時に特徴的なフレアやゴーストが出る

オールドレンズの特徴として、単層コーティングにより発生するフレアやゴーストがあげられます。Jupiter-8もその特徴を持っています。フレアはハイライト部の光のように、全体に柔らかく包んでくれるのが特徴です。ゴーストは特徴的な虹色の輪ができるのですが、正直少し使いづらいです。写真全体が滲んだような形になり、黒い線も現れてしまいます。(個体差があるのかもしれません)

オールドレンズらしいノスタルジックな描写

まるでソフトフィルターをつけているかのような柔らかさが写真全体に広がります。一方で、ピント面の描写力は高く、Sonnarの意志を受け継いでいるように感じます。作例を見ていただくと、ハイライト部の表現に目がいくはずです。

「Jupiter-8 50mm f2」を使ってみよう

Jupiter-8 50mm f2の紹介でした。
旧コンタックスマウントよりもフレアやゴーストが出やすいのかな?と感じるので、いつもと違った写りを楽しみたい方は是非使ってみてください。

また色んなオールドレンズで写真を楽しみます、それでは良い写真ライフを!

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